株式を発行する

メリット
何より返済義務がない事です。
返済は企業になっては大きな負担になりえます。
月々の返済が大きな負担にならないように、銀行も融資の金額の上限を考えるわけですが、それでも負担になって倒産する企業も存在します。
そういったことも考えると、返済義務がないというのは大きなメリットです。
返済がないこと以外にもメリットがあります。
株式を増やすことは、自己資金が増えることになります。
そうすると財政基盤の安定、今後の開発費用の確保など、長い目での会社の経営面で安定が望めます。
また資本金がある会社は銀行や他の企業などからの信用力もあがります。
そうすると銀行からの融資が受けやすくなったり、営業で他の企業に行くときも有利になることもあります。
デメリット
逆にデメリットにはどんなことがあるのでしょうか。
株式を持つということは、その会社の経営権も持つことになります。
株式を多く持つ人ほど議決権も強くなります。
もしも過半数以上の株を持つという株主が現れると、今の社長が経営をできなくなることも起こってしまいます。
これが企業買収の手段として使われることもあります。
また、資本金が増えると税務面でデメリットがあります。
日本ではたくさん稼いでいる人ほど税金を多く払うシステムですが、たくさん稼いでいても支出が多いと手元に残った利益が少ないということで税金が少なくてすみます。
なので、株式の発行で資本金が増え、税金の対策をしていないと大変なことになることもあります。
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